SORD M5
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最終更新: 02/03/28 14:02:47

筆者所有のマシンで懐かしのSORD M5を紹介します。なお、筆者が所有しているのは「SORD M5 Pro」です。このページの内容は全て「SORD M5 Pro」に基づいており、以下「M5 Pro」のことを「M5」と呼んでいます。

M5に関する資料をお持ちの方がいましたら、ぜひご提供ください(但し、ネット以外での物品送付はお受けできません)。どんな些細なことでも構いません。

(編集途上です)

  M5ストーリー

さすがに私が幼少の頃の出来事がメインなので(^^;、Web上で情報収集した結果に頼っています。そのため、情報が混乱している可能性があります。あしからず。

1982年11月 M5(オリジナル)発売

  M5 Pro/Jr.スペック
  Pro Jr.
メーカー SORD(現在は東芝に吸収された格好)
CPU Z80A(3.58MHz)
タイマ 4チャネルZ80A-CTC
ビデオコントローラ TMS9918A
サウンドジェネレータ SN76489A
サウンド仕様 3和音、ノイズ1音、エンペローブ7種
ROM 8KB(内蔵モニタ)
外部カートリッジにて最大24KB
RAM 20KB(4KB+VRAM 16KB)
外部カートリッジ使用時:最大24KB
拡張ボックス使用時: 52KB
キーボード フルキータイプ
rf出力 映像、音響
NTSC方式
カラーTV用
1チャネル,2チャネルを使用
75オーム
標準装備I/F パラレル、テープ、ROMカセット、ゲームパッド テープ、ROMカセット、ゲームパッド
画面表示関連機能 16色4モード
32スプライトプレーン
32個のスプライトを同時使用可能
本体重量 800g 1kg
サイズ 262x185x35(B5) 298x234x53.5(A4)
標準小売価格 \39,800 \29,800

M5(オリジナル) \59,800 -> \49,800

  M5ファミリー

・ SORD M5(オリジナル) : 初期版。黒に黄色のカバー?。※(オリジナル)というのは、他と区別するために私が勝手に付けたものです。
・ タカラ ゲームパソコン M5 : オリジナルのOEM。\59,800 -> \49,800。ジョイスティックが付いてくるM5(オリジナル)。
・ SORD M5 Pro : リニューアル
・ SORD M5 Jr. : Proのパラレル省略版。外見も異なる。

  M5本体写真
SORD M5 Pro 本体

長い間磨いていないので、かなり汚れています(すみませぬ)。しかし、完動品です。

M5では基本的に、ソフトウェアはカセットで提供されるので、本体には標準でカートリッジコネクタが付いていますが、データレコーダや(拡張次第で)FDD装置などを装着することもできます。

電源スイッチは巨大なACアダプタ側にありますので、本体にはありません。

専用ACアダプタ

とにかくでかいです。

本体に接続する電源ケーブルのコネクタが特殊なのにも注目。

HLスイッチ

白く飛んでしまっていますが、スイッチの左側にH、Lという文字が書かれています。詳細はわかりませんが、クロック周波数の切り替えスイッチではないでしょうか...?

キーボード

打ちにくいですけど、当時としては普通なのかも(^^;。硬いゴム製のキーで、感触はペコペコしています。

A-Z,1-0の配置、ほとんどの記号の配置は現代的です。しかし、スペースキーが一番右の中央下(ENTERキーの下)にあるのが惜しいです。これが普通のキーボードのように下のほうにあれば、なかなか快適にタイプできる筈(マシンが追いつけるかどうかは別として(^^;)。

  本体のコネクタ

結構色々なコネクタが見えます。

コネクタは、上のような配置になっています。プリンタコネクタがついているのが珍しいです。

カセットはデータレコーダ(普通のカセットレコーダでも可)接続用、コントローラはゲームパッド接続用で、Player1とPlayer2のコントローラが接続できるように2系統あります。

  周辺機器群
SORD M5 拡張ボックス
EXPANSION BOX EB-5

本体のカーリッジコネクタに挿して使う、巨大な拡張ボックスです。カセットが3枚差しできます。

同・裏面

黄色のところがカトリーッジ挿入口です。

SORD FDD装置
FD-5

M-5用のフロッピィディスク装置です。詳細は不明。

SORD プリンタ装置
THERMAL PRINTER PT-5

専用プリンタです。完動品ですが、詳細不明。

用紙は感熱紙だけが使えます。インクリボンはありません。動かします。動作は非常に静かです。

M5専用ゲームパッド

2人でゲームができます。十字ボタンではありませんが、中央の円形のボタンが十字ボタンのように上下左右斜め8方向を判別します。

  カートリッジ / ディスク / その他のアイテム
maxell
COMPACT FLOPPY DISK

上の「FD-5」装置用のメディアの筈ですが、FDD装置が動いているところを見たことがないので速度、記憶容量、名称等一切不明です。

外見的には、A面とB面がありますが、両面を使えるのか、両面をどのようにして使うのか(手で裏返すのか等)はわかりません。なんだか、ファミコンのディスクシステムのような感じです。

シャッターなんてものはなくて記録面丸出しです。たぶんもう使えませんな(^^;。

ボスコニアン
(C)1981 Namco

数ある在庫ゲームの中から一本。Namcoの名作です。SORD M5用のカセットは、どれもこんなようなデザインのカセットです。

増設 拡張32KBメモリ カートリッジ
EM-5

メモリを32KB増設してくれるカセットの筈ですが、詳細不明です。

マニュアル
DISK-BASIC
サーマルプリンタ PT-5
取り扱い説明書

他にもいくつかマニュアルの在庫がありますが、その中から。

SORD M5 用
P-Editor
ピクチャ・エディタ
プログラムテープカセット

このようにテープ媒体でのソフトウェア提供もありました。

同・中身

普通のカセットです。中には、ピーギャーピーギャーとデータが入っていて、一応、普通のテープレコーダでも中身のデータを読み出せます。

  その他

■ BASICシリーズ

・ BASIC-I

標準添付のBASICらしいですが詳細不明。

・ BASIC-G

グラフィックを中心としたBASIC

・ BASIC-F

ビジネス向け実用型BASIC。

■ その他のソフト

・ FALC

カタログでは「PIPS-3の入門版」としている。うちに在庫あり。データ管理ソフト。

■ 主なゲーム

太字のものは筆者の記憶違い or 無くしていなければ、筆者の家に在庫あり。内容はかすかな記憶を頼りにしています。

・ ROMカセット

パワーパック
ギャラックス : ギャ●ガのようなゲーム。
ボスコニアン
: やたらに広大宇宙空間を進んで敵の空母?を破壊していく。
タンクバタリアン
: ブロックで埋められた迷路で戦車を操って敵を倒す。
ディグダグ
ワープ&ワープ : 忘れた(^^;
スーパーコブラ
: ヘリを操って進んでいくシューティング。対空兵器なども登場。
ガッタンゴットン
: パネルをスライドさせて汽車の進路を確保する。
ムーンパトロール
ステップアップ
: ひたすら上に進んでいくアクションゲーム。
プーヤン
: 弓をいって風船で上昇してくる敵をたたき落とす。
ヘビーボクシング
: ボクシング
リアルテニス
ワードメイズ
: 忘れた(^^;

・ テープ媒体

・スネーキー
・バリアアタック
・ジョギング
・サイドワインダ
・ ソリティア
・ ハノイの塔
・ スリーサークル
・ ナンバーサーチ
・ ブラックジャック
・スロットマシン
・地球最後の日
・ミニスタートレック
・相性バイオリズム
・ミュージックトーン
・カウボーイ
・バリケード
・リフレクション
・レインボーブロック
・クロスファイヤー
・クラッシュラリー
・3Dスカッシュ
・タッチダウン
・スクイジー
・クレーン
・リバシー
・ビッグメイズ
・ユミちゃんのあっちむいてホイ
・ユミちゃんのグラフィックパズル
・3D迷路
・小猫の大冒険

■ FDD装置の使用法

FDD装置を試そうと思いましたが、「使い方」に下のようなことを書いてあるので試せませんでした(^^;。なんだか、無理矢理接続しているよなあ。

1.拡張ボックス「EB-5」に「BASIC-F」カートリッジを挿す。
2.同じく、拡張メモリの「EM-5」を挿す。
3.さらに同じく、「PI-5」カートリッジ(筆者のほうでは在庫未確認)を挿す。
4.PI-5カートリッジからのびているケーブルをFD-5に接続。
5.FD-5の電源を投入。
6.DISK-BASIC(筆者のほうでは在庫未確認)をFD-5にセットする。
7.EB-5の電源を投入。

■ SORDの今

東芝に吸収されたらしいですが、詳細はわかりません。http://www.sord.co.jp/ が、つい最近(2000年12月)まで存在したようですが、今はアクセスできません。

■ PT-5 印字例

感熱紙にテスト印刷したものです。LFボタンを押したまま電源を入れるとテスト印刷モードになります。
漢字なんか出ません(^^;。

↓400dpiで読みとり。1ドットが丸見え。

■ 広告に出ていた女性は誰?

森尾由美さんらしいです。


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